静寂。
よるのおさんぽ。
静寂
人が自分のことだけを考えている時間が好きだ。
例えばテスト前の自習の時間、他人のことなんか気にしてらんないとばかりにイヤホンやヘッドフォンつけて勉強に勤しみ、ひたすら静寂が満たす教室が好きだ。
誰かの寝息、誰かのシャーペンをノックする音、誰かがページをめくる音、それに支配された教室は心地いい。
でも一度誰かが喋り始めればもうその静寂はなくなって、あまりにもそれが脆いからいつも結局雑音にまみれなくちゃいけない。
わたしにとってヘッドフォンがない学校はストレスの塊だなあ。帰りたい。
人の口の動く様、人の体が動く様全てが視覚的騒音で仕方なくてもう耐えられないから目はいつも机の上だ。誰のことも見ない、誰の声も聞かない。
そうしないと苦しくて死んでしまいそう。